日本の皮革技術を支えて70年NPO法人日本皮革技術協会監修
Leather Knowledge Project

評価の目的

物性の客観化

革の評価には主観的判断が含まれるが、その基盤には測定可能な物性が存在する。
本章では、革を感覚と科学の両面から捉え、その評価体系を体系的に整理する。

革の試験は、材料科学的観点からは、大きく三つの特性群に分類される。

  1. 力学特性
  2. 物理化学特性
  3. 機能特性

この三分類は、材料の

  • 構造応答
  • 安定状態
  • 使用適合性

という三側面を反映している。

評価体系は、単一試験ではなく、複数の指標の組み合わせによって材料像を形成する。