日本の皮革技術を支えて70年NPO法人日本皮革技術協会監修
Leather Knowledge Project

材料化という構造転換

なめし処理は、コラーゲン分子間に架橋を形成し、分子自由度を制限する操作である。

架橋導入により:

  • 熱収縮温度は高温側へ移行する
  • 酵素分解抵抗性が向上する
  • 水中での構造保持性が増大する

すなわち、分子運動のエントロピーが低減し、安定化エネルギー障壁が増大する。
この構造転換により、短期分解性有機物は、分解速度が低減され、長期使用可能な材料状態へ移行する。
材料化は、自由エネルギー状態を変化させ、構造安定性を増大させる操作である。