Leather as a By-product of Food Production
私たちが日常で使用している靴、バッグ、家具、
自動車シートに用いられる革は、どこから生まれているのか。
革は、牛・豚・羊などを食肉や乳製品として
利用したあとに生じる皮を原料とする。
皮は、食料生産という一次産業の過程で必然的に発生する結合組織であり、
主成分はⅠ型コラーゲンである。
革は、動物を革のために飼養した結果として生まれる素材ではない。
既に発生している生体組織を、化学的・物理化学的処理による、
構造安定化処理を経た材料である。
本章では、食料生産と原料発生の構造、皮の物質科学的特性、
そして材料化という処理構造を整理する。