製革は水使用型の化学工程である。評価すべきは「使用の有無」ではなく、「管理水準」である。
主要評価指標は、
である。
現代の工場では、凝集沈殿、生物処理、クロム回収などにより規制値以下まで低減される。
環境負荷は工程の存在そのものではなく、処理性能に依存する。
使用されるのは3価クロム(Cr³⁺)である。
6価クロム(Cr⁶⁺)は、有害性が報告されている物質であるが、工程で使用されるものではない。
酸化条件下で生成する可能性があるため規制対象となる。
ただし、適正な製造管理を行えば、6価クロム生成は抑制できる。
評価は「クロムの有無」ではなく、
によって行われる。
近年ではクロム回収技術が向上し、未固定クロムの再利用が進んでいる。
製革工程では、トリミング屑、床皮、フレッシング残渣、排水処理スラッジなどが発生する。
これらは単純廃棄されるだけではなく、
などへ活用されている。
発生そのものではなく、処理設計が評価対象となる。
乾燥工程および排水処理はエネルギー消費源である。
CO₂排出量はエネルギー源(化石燃料・再エネ)に依存する。
したがって、製革工程の評価は、工程設計に依存する。