日本の皮革技術を支えて70年NPO法人日本皮革技術協会監修
Leather Knowledge Project

LCA時代

副産物技術の再評価

近年、LCAにより素材の環境影響が比較されるようになり、革も評価対象として扱われている。

日本における受容と発展

本では古代から皮利用が存在したが、近代的製革技術の導入は明治期である。

西洋式植物タンニンなめし、続いてクロムなめしが導入され、

  • 軍需規格化
  • 工程体系化
  • 化学薬品導入

が進んだ。

戦後は高度経済成長とともに生産規模が拡大し、公害対策を契機に排水管理技術が高度化した。

現在、日本の皮革産業は、

  • LCA評価
  • 国際認証制度
  • 環境配慮設計(排水・エネルギー・薬剤管理等)

へと対応している。

日本の皮革技術は、世界的副産物安定化技術の流れを受容しつつ、品質管理と環境管理を強化する方向で発展してきた。

革の歴史とは、副産物である皮を

  • 保存し
  • 化学的に安定化し
  • 工業材料へ転換し
  • 環境管理技術と統合し
  • 循環型評価へ接続してきた

技術の発展史である。

 

革は伝統素材であると同時に、副産物安定化技術の体系である。